床のフロアコーティングをすると床を長期間に渡って綺麗に保ちやすくなります。ガラスコーティングは、そのコーティング方法のひとつです。本記事では、ガラスコーティングの特徴について解説します。フロアコーティングを考えている方、コーティング方法に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
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フロアコーティングにおすすめのガラスコーティングとは?
ガラスコーティングは、ナノテクノロジーを用いたコーティング方法です。ガラスコーティングの成分には1〜100ナノメートル分子が使われており、この分子がコンポジットを形成することで、床の基本性能を向上させます。
ガラスコーティングによって、床の耐水性や耐擦傷性、耐久性が期待できるでしょう。20年以上もの間、フローリングの小さな傷を軽減し、美しさと清潔感を保つことができます。なお、ガラスコーティングは光沢を抑えた上品な仕上がりになるため、自然な風合いを好む人におすすめです。
ガラスコーティングのメリットとデメリットとは?使い方や注意点もチェック!
ガラスコーティングは、人気があるコーティング方法のひとつです。以下では、ガラスコーティングが人気な理由や注意点を解説します。
ガラスコーティングのメリット
ガラスコーティングのメリットは、下記の通りです。
・コーティング費用がかかりにくい
ガラスコーティングは、常温で硬化する特性があります。そのため、特殊機材や専門的なノウハウを必要とせず、比較的容易に施工できます。以上の理由から、ガラスコーティング市場は競争が激化しており、価格も下落しているのです。
・綺麗に仕上がりやすい
ガラスコーティングは、施工者によって仕上がりに差がでにくいコーティング方法です。上述したように、施工時には特殊機材や、専門的なノウハウや技術力が必要ないためです。
・コーティング後の床に傷がつきにくい
ガラスコーティングは、他のコーティング方法と比べて高い硬度を誇ります。そのため、コーティングを施した床は傷がつきにくくなるのです。ただし、全く傷がつかないわけではないため、家具の移動や落下物には気をつけましょう。
・床本来の質感を維持しやすい
ガラスコーティングは、他のコーティング方法と比べて塗膜が薄く仕上がり、光沢が適度に保たれます。そのため、施工前後で見た目の変化が少なく、床本来の木の質感や温かみを維持できるのです。なお、床材の種類によって仕上がりは異なるため、事前に業者に問い合わることをおすすめします。
ガラスコーティングのデメリット
ガラスコーティングのデメリットは、下記の通りです。
・乾燥までに時間がかかりやすい
ガラスフロアコーティングは、自然乾燥で硬化を進めていくため、施工後に歩行可能となるまでに時間がかかることがあります。そのため、施工時期や納期の調整を丁寧にしておく必要があります。施工業者との打ち合わせを丁寧に行い、施工後に乾燥までの時間が問題とならないように事前準備しておきましょう。
・滑り止め効果はあまりない
フロアコーティングに床の滑り止め効果を期待する方もいます。ガラスコーティングは、他のコーティングに比べて滑り止め効果はあまり期待できません。ガラスコーティングは、塗膜が薄いため、UVコーティングやシリコンコーティングのようなグリップ力が少ないためです。
・塩素系薬剤に耐性がない
ガラスコーティングは、耐薬品性に優れていますが、塩素系薬剤には注意が必要です。塩素系薬剤は、ガラスコーティングの塗膜を溶かしてしまう可能性があるためです。とくに、施工後1~2週間の間はコーティングが完全に硬化していないため注意が必要です。もし、塩素薬剤をこぼした場合は、すぐに拭き取るようにしましょう。
ただし、他のコーティング方法も塩素系薬剤には耐性がないため、ガラスコーティングに限った話ではありません。
ガラスコーティングのおすすめの使い方とは?DIYできる方法や効果的な使い方を紹介!
ガラスコーティングをDIYでしたいと考える方もいるのではないでしょうか。以下では、ガラスコーティングをDIYで施工する方法や、効果的に施工するためのポイントを紹介します。
ガラスコーティングのDIY方法
DIYでフロアコーティングを施すことは可能です。一方で、ガラスコーティングをDIYで行う場合、正しい方法でコーティングしないと仕上がりが悪くなってしまいます。以下では、コーティングの手順を順番に紹介していきます。
・家財や小物を移動する
・コーティングしない部分を養生する
・既存のワックスが塗られている場合はワックスを剥離する
・床の埃や細かいゴミを掃除する
・コーティング剤を塗布する
・コーティング剤を乾燥させる
以上がガラスコーティングをDIYで行う方法です。なお、コーティングを行うに当たってコーティング剤だけでなくモップやスポンジ、ヘラなどさまざまな道具を用意する必要があります。コーティング施工時に、足りない道具がないよう事前に用意しておくようにしましょう。
ガラスコーティングを効果的に行う方法
ガラスコーティングは効果的に行わなければ、施工ムラができてしまいます。そのため、以下にするポイントを押さえながら施工するようにしましょう。
まず、雨天や多湿日は施工を避けるべきです。天候が悪いと塗料の乾燥しにくく、コーティング剤が白濁してしまう恐れがあります。施工には、晴れた日を選び、天気が悪い場合はエアコンで室温調整するなどの対策を行いましょう。
つぎに、すでにワックスが塗られている床にガラスコーティングする場合、既存のワックスを完全に剥がします。古いワックスを除去せずに施工すると、コーティング剤が白濁したり、剥がれたりする恐れがあります。また床の掃除は徹底的に行いましょう。床にゴミが落ちている状態で、コーティングすると施工ムラができてしまうためです。
最後にコーティング剤は素早く均等に塗るようにしましょう。 コーティング剤は液体であり、一度塗ると表面がすぐに乾いてしまいます。そのため、素早く塗らないと跡がついたり、色ムラが生じたりすることがあります。コーティング部分は、最初から塗るルートを決めておき素早く施工できるようにしておきましょう。
まとめ
今回は、ガラスコーティングについて紹介しました。ガラスコーティングは、人気があるフロアコーティングのひとつです。20年間以上、床の美観を保てるだけでなく他のコーティング方法と比べて安価でコーティングできるためです。
なお、ガラスコーティングはDIYでも施工できます。DIYでガラスコーティングを行う場合は、施工ムラが起きないように手順を丁寧に踏みましょう。綺麗に施工できるか不安な方は、専門業者に依頼するといいでしょう。